/ads-setup 5 と打つと、このページの手順を 1 ステップずつ一緒に進め、結果を確かめてくれます(入れ方は Day 1)。1 「顧客プライバシー」画面を開き、Cookie バナーの要否を決める
Cookie(クッキー)とは、ブラウザに保存される小さな記録で、Google や Meta のピクセル(購入を記録する仕組み)はこれを使って「広告を見た人が買ったか」をつなぎます。Cookie バナーは、その記録をしてよいか訪問者に聞く帯のことです。
Shopify 管理画面 → 左メニュー一番下 「設定」 → 「顧客プライバシー」
この画面には「Cookie バナー」「データ販売とシェアリング」「プライバシーポリシー」などの枠があります。まず現状を見るだけで構いません。
判断基準:日本国内のお客様にだけ売るなら、Cookie バナーを出すことは法律上の義務ではありません(個人情報保護法は、プライバシーポリシーに利用目的を書いておくことを求めています。Day 2 のテンプレートには入っています)。バナーを出すと、「拒否」を押した人の購入データは Google と Meta に届かなくなり、広告の学習材料が減ります。この教材では、日本国内販売のみなら Cookie バナーは出さないことを標準にします。企業の方針や取引先の要請でバナーが必要な場合だけ、次の手順で出します。
バナーを出す場合(任意)
「オンラインストア」 → 「テーマ」 → 現在のテーマの 「カスタマイズ」 → 左側の一番下 「アプリ埋め込み」(差し込み口のアイコン)→ 「Cookie バナー」(Shopify 標準)をオン → 右上 「保存」
戻って 「設定」 → 「顧客プライバシー」 → 「Cookie バナー」 → 表示する地域を 「日本」 に → 同意のタイミングは 「収集後」(訪問者が拒否するまでは記録する)を選ぶ → 「保存」
2 「顧客イベント」画面の意味を知る
「顧客イベント」は、この教材で最も大事な画面の 1 つです。ここには、ストアで起きた出来事(商品を見た、カートに入れた、買った)を外部に送る「ピクセル」が並びます。
「設定」 → 「顧客イベント」
画面は 2 つの枠に分かれています。
| 枠 | 何が並ぶか | この教材での扱い |
|---|---|---|
| アプリのピクセル | インストールしたアプリが自動で登録したピクセル | Day 6 で「Google & YouTube」、Day 9 で「Facebook & Instagram」が 1 つずつ増える。それ以外は増やさない |
| カスタムピクセル | 自分でコードを貼って作るピクセル | この教材では作らない |
今日の時点では、両方とも空か、Shopify 自身のものだけが表示されているはずです。今後この画面には、Google に 1 つ、Meta に 1 つ、合計 2 つだけが並ぶ状態を守ります。
3 重複ピクセルが起こす事故を理解する
広告で最も多い、そして最も気づきにくい失敗が「同じプラットフォームのピクセルが 2 つ以上ある」ことです。起きることを順に見ます。
- お客様が 1 回買う。
- 公式チャネルのピクセル、追跡アプリのピクセル、テーマに手で貼ったコードの 3 つが、それぞれ「購入 1 件」を送る。
- Meta や Google の画面には「購入 3 件」と表示される。
- 広告システムは「この広告は 3 倍売れている」と学習し、本当は赤字の広告に予算を集中させる。
- あなたは画面の ROAS(広告費に対する売上の倍率)を見て「調子が良い」と思い、増額する。
実際の売上は Shopify の「注文管理」の数だけです。この事故は、数字がきれいに 2 倍・3 倍になるので、知らなければ見抜けません。だから「1 プラットフォームにピクセル 1 つ」を、配線を始める前の今日、決めておきます。
4 他の追跡アプリと、テーマに貼ったコードを外す
過去に自分や制作会社が入れた追跡の仕組みが無いか、3 か所を確認します。無ければこのステップは確認だけで終わります。
A. アプリ
左メニュー 「アプリ」 → インストール済みの一覧を見る → 名前に「Pixel」「Tracking」「Facebook」「Google」「Analytics」「タグ」が付くアプリがあれば、そのアプリを開く → 「アプリを削除」(またはアンインストール)
公式の「Google & YouTube」と「Facebook & Instagram」はまだ入っていないはずです。もし入っていれば、そのままにして構いません(Day 6・Day 9 でそのまま使います)。
B. テーマのコード
「オンラインストア」 → 「テーマ」 → 現在のテーマの 「…」 → 「コードを編集」 → 左の一覧から 「theme.liquid」 → 画面内で Ctrl + F(Mac は ⌘ + F)→ fbq と gtag と googletagmanager を検索
見つかった場合、その <script> から </script> までの塊が過去に貼られた追跡コードです。自分で貼った覚えがあれば削除して 「保存」。誰が貼ったか分からない場合は、削除する前に、そのテーマを 「…」 → 「複製」 でバックアップしてから消します。
C. 古い Google アナリティクスの欄
「オンラインストア」 → 「各種設定」 → 「Google アナリティクス」の欄に UA- や G- で始まる ID が入っていれば、空にして 「保存」(Day 6 の Google & YouTube チャネルが正しい形でつなぎ直します)
✓ Claude で確かめる(任意)
ここまでの結果を検証スキルで確かめます。Claude Code を開いて、次を打ちます。MCP をつないでいない項目は管理画面の表示を聞かれるので、見たままを答えれば判定してくれます。
/shopify-pixel-audit
「顧客イベント」のピクセルが各社 1 つだけか
NG が出たら、指摘された Day に戻って直します(例: /ads-setup 5)。
今日のチェックリスト
全部にチェックが入ると、トップページでこの日が「完了」になります(このブラウザに保存)。