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第1週 土台づくりDay 5 / 30所要時間の目安: 30分

Day 5 顧客プライバシーと「顧客イベント」を確認する

今日のゴール:Cookie 同意の要否を理解し、「顧客イベント」画面にピクセルがまだ無いことを確認している。

Claude Code で進める場合:作業フォルダで /ads-setup 5 と打つと、このページの手順を 1 ステップずつ一緒に進め、結果を確かめてくれます(入れ方は Day 1)。

1 「顧客プライバシー」画面を開き、Cookie バナーの要否を決める

Cookie(クッキー)とは、ブラウザに保存される小さな記録で、Google や Meta のピクセル(購入を記録する仕組み)はこれを使って「広告を見た人が買ったか」をつなぎます。Cookie バナーは、その記録をしてよいか訪問者に聞く帯のことです。

Shopify 管理画面 → 左メニュー一番下 「設定」「顧客プライバシー」

この画面には「Cookie バナー」「データ販売とシェアリング」「プライバシーポリシー」などの枠があります。まず現状を見るだけで構いません。

判断基準:日本国内のお客様にだけ売るなら、Cookie バナーを出すことは法律上の義務ではありません(個人情報保護法は、プライバシーポリシーに利用目的を書いておくことを求めています。Day 2 のテンプレートには入っています)。バナーを出すと、「拒否」を押した人の購入データは Google と Meta に届かなくなり、広告の学習材料が減ります。この教材では、日本国内販売のみなら Cookie バナーは出さないことを標準にします。企業の方針や取引先の要請でバナーが必要な場合だけ、次の手順で出します。

バナーを出す場合(任意)

「オンラインストア」「テーマ」 → 現在のテーマの 「カスタマイズ」 → 左側の一番下 「アプリ埋め込み」(差し込み口のアイコン)→ 「Cookie バナー」(Shopify 標準)をオン → 右上 「保存」

戻って 「設定」「顧客プライバシー」「Cookie バナー」 → 表示する地域を 「日本」 に → 同意のタイミングは 「収集後」(訪問者が拒否するまでは記録する)を選ぶ → 「保存」

画面が違う場合は、「Cookie バナー」「同意バナー」「アプリ埋め込み」など同じ意味の言葉を探してください。Shopify のバナーで同意状況を集めると、Google と Meta の「同意モード」にも自動で伝わるので、自分でコードを書く必要はありません。
「顧客プライバシー」の画面を開き、自分の店で Cookie バナーを「出さない」か「出す」かを決めた。

2 「顧客イベント」画面の意味を知る

「顧客イベント」は、この教材で最も大事な画面の 1 つです。ここには、ストアで起きた出来事(商品を見た、カートに入れた、買った)を外部に送る「ピクセル」が並びます。

「設定」「顧客イベント」

画面は 2 つの枠に分かれています。

何が並ぶかこの教材での扱い
アプリのピクセルインストールしたアプリが自動で登録したピクセルDay 6 で「Google & YouTube」、Day 9 で「Facebook & Instagram」が 1 つずつ増える。それ以外は増やさない
カスタムピクセル自分でコードを貼って作るピクセルこの教材では作らない

今日の時点では、両方とも空か、Shopify 自身のものだけが表示されているはずです。今後この画面には、Google に 1 つ、Meta に 1 つ、合計 2 つだけが並ぶ状態を守ります。

Google と Meta の広告システムは、ピクセルから届く「買った人」のデータを見て、次に誰へ広告を出すかを学びます。この画面は、そのデータの出口を一覧で見る唯一の場所です。
「顧客イベント」画面を開き、「アプリのピクセル」と「カスタムピクセル」に Google や Meta のものがまだ無いことを確認した。

3 重複ピクセルが起こす事故を理解する

広告で最も多い、そして最も気づきにくい失敗が「同じプラットフォームのピクセルが 2 つ以上ある」ことです。起きることを順に見ます。

  1. お客様が 1 回買う。
  2. 公式チャネルのピクセル、追跡アプリのピクセル、テーマに手で貼ったコードの 3 つが、それぞれ「購入 1 件」を送る。
  3. Meta や Google の画面には「購入 3 件」と表示される。
  4. 広告システムは「この広告は 3 倍売れている」と学習し、本当は赤字の広告に予算を集中させる。
  5. あなたは画面の ROAS(広告費に対する売上の倍率)を見て「調子が良い」と思い、増額する。

実際の売上は Shopify の「注文管理」の数だけです。この事故は、数字がきれいに 2 倍・3 倍になるので、知らなければ見抜けません。だから「1 プラットフォームにピクセル 1 つ」を、配線を始める前の今日、決めておきます。

「1 注文が 3 件に見えると、広告が誤った学習をする」と自分の言葉で説明できる。

4 他の追跡アプリと、テーマに貼ったコードを外す

過去に自分や制作会社が入れた追跡の仕組みが無いか、3 か所を確認します。無ければこのステップは確認だけで終わります。

A. アプリ

左メニュー 「アプリ」 → インストール済みの一覧を見る → 名前に「Pixel」「Tracking」「Facebook」「Google」「Analytics」「タグ」が付くアプリがあれば、そのアプリを開く → 「アプリを削除」(またはアンインストール)

公式の「Google & YouTube」と「Facebook & Instagram」はまだ入っていないはずです。もし入っていれば、そのままにして構いません(Day 6・Day 9 でそのまま使います)。

B. テーマのコード

「オンラインストア」「テーマ」 → 現在のテーマの 「…」「コードを編集」 → 左の一覧から 「theme.liquid」 → 画面内で Ctrl + F(Mac は ⌘ + F)→ fbqgtaggoogletagmanager を検索

見つかった場合、その <script> から </script> までの塊が過去に貼られた追跡コードです。自分で貼った覚えがあれば削除して 「保存」。誰が貼ったか分からない場合は、削除する前に、そのテーマを 「…」「複製」 でバックアップしてから消します。

C. 古い Google アナリティクスの欄

「オンラインストア」「各種設定」 → 「Google アナリティクス」の欄に UA-G- で始まる ID が入っていれば、空にして 「保存」(Day 6 の Google & YouTube チャネルが正しい形でつなぎ直します)

「念のため残しておく」が一番危険です。公式チャネルを入れた後に古いコードが残っていると、明日から届く購入データがすべて 2 重になります。分からないものは、テーマを複製した上で外してください。
追跡系のアプリ、theme.liquid の fbq / gtag、各種設定の Google アナリティクス ID の 3 か所を見て、残っているものが無い。

Claude で確かめる(任意)

ここまでの結果を検証スキルで確かめます。Claude Code を開いて、次を打ちます。MCP をつないでいない項目は管理画面の表示を聞かれるので、見たままを答えれば判定してくれます。

/shopify-pixel-audit

「顧客イベント」のピクセルが各社 1 つだけか

NG が出たら、指摘された Day に戻って直します(例: /ads-setup 5)。

今日のチェックリスト

全部にチェックが入ると、トップページでこの日が「完了」になります(このブラウザに保存)。

明日の予告:Shopify 公式の「Google & YouTube」チャネルを入れ、Google Merchant Center に商品を送って審査を始めます。審査に 3〜5 営業日かかるので、第1週のうちに出します。